「式」って、何? これは「式」?

「しき・式」という用語は一年生から使います。
小学算数では、式といえば「等式」です。ん?これは正しくありません。
問題です。正しい式は何番ですか。
①3+7
②3+7=
③3+7=10
④10=3+7
⑤1+3+5=3×3
正解は、①③④⑤です。

②は、なぜ式ではないのでしょうか。①や③は正しいのに。
それは、「等号=」が、等しい関係にある物どうしを結びつける記号なのに、②は3+7が何と等しいのか表していないからなのです。子どもには、「等号をつけたなら、計算の結果も書きましょう」とアドバイスすると良いでしょう。テスト問題の式を書く欄に、子どもが、3+7=9や、3+7=11を書いたら、式としては正しいので、〇です。私なら、式に5点あげて、答えに0点をあげます。②には〇をあげません。
ん?の理由は、①も、等式ではない「式」だからです。

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