タブレットで筆算問題を解く

学習塾だけではないと思いますが、液晶画面に筆算問題を表示して、指やペンで解答を書かせたり、ソフトキーボードで数字を打たせたりするタイプのアプリがあります。これって、どうなのでしょう。「筆算」は、紙あるいは何か記せる物と筆記用具で計算するものだと信じていましたが…。足し算であれば、位をそろえて書き、一の位から計算を始め、繰り上がりがあれば次の位に小さくメモのための補助数字を書き、最後に答えが出る。割り算であれば、仮の商を立てて計算し、修正しながら繰り返し計算していく。間違えたら、数字を消しゴムで消したり、斜線で消したり、計算の跡を残すことができます。ところが液晶画面だと、それができない、あるいはできたとしても、電源OFFで後日見ようとしても、間違えたところを見ることはできないのではないかと思われます。だから、タブレットで筆算問題を解くことは、形は筆算ですが、暗算に近いのではないのでしょうか。

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