算数グッズに「割合の問題の解き方」を追加③
【文が式 方式】と自分でよんでます。
二つの数量の関係を表す語句を短くするために、A、Bを使って説明することがよくあります。
問題文「父の身長160cmをもとにした、かずおさんの身長120cmの割合はどれだけですか。」
A、B文「AをもとにしたBの割合はどれだけですか。」
両方の文とも、割合を求めるのに、どんな式を立てたらいいのか困惑します。160÷120、120÷160、A÷B、B÷A、いろいろ考えられます。こんなとき、5円と10円のイメージしやすい金額に置き換えて説明します。「10円をもとにした、5円の割合はどれだけですか」と。これは「半分」と直感的にわかると思います。半分は0.5だから、式は、10÷5ではなく、5÷10。つまり、120÷160でよいことがわかります。
私のやり方では、問題文を《かずおさんの身長120cmは、父の身長160cmのどれだけです。》と言い直し、さらに《120cmは、160cmのどれだけです》と単純化して、《160cmのどれだけは120cmです》と、かけ算の式になるよう、語順を変えます。ここまで変化させることができれば、「どれだけ」を□にして、《160×□=120》と立式します。□=120÷160=0.75です。