算数グッズに「割合の問題の解き方」を追加④
【く・も・わ】での指導って、効果は疑問。
参考書や塾などでは、よく「く・も・わ」の図を示して、割合の問題を解かせているのを目にしたり、きいたりすることがあります。
これって、どうなのでしょう。「く」の「くらべられる量」、「も」の「もとにする量」、「わ」の「割合」の関係を示す図があります。この図から三つの式が導き出せます。
①く=も×わ ②も=く÷わ ③わ=く÷も
しかし、割合の文章問題の中で、どれが「くらべられる量」か、「もとにする量」かの判断ができない子にとっては、せっかく覚えた式は使えません。用語の理解が不十分というか、用語自体が外国語のようで意味不明なのです。式を立てることができなければ、答えを得ることもできません。
そこで、私の考えた【文が式 方式】を使ってみてはいかがでしょうか。問題文を、かけ算の文にしてしまう方式です。わからないところ(求めるもの)は□にして。これなら、「く・も・わ」は必要ありません。 (詳細は③に掲載)