計算のつまづきの原因

授業研究の、あるサイトにこんな記事が載っていました。「『〇〇〇〇〇(学習アプリ)』の算数の筆算のコンテンツには非常に問題がある。筆算における子どものつまづきの多くが、桁を揃えて書かない(雑に書く)、繰り上がりを忘れる、などにある。が、CAI形式の筆算ドリルでは、あらかじめ、入力の枠組みが決まっているため、《桁を揃えないで書くためのつまづき》が取り除かれてしまっている。これでは、デジタルドリルでは正しく計算できるのに、ノートやテストになると間違える子どもが続出することが懸念される。」

私はこれを読んでドキッとしました。私の筆算プリントには全部マス目がついていて、桁を揃えて計算できるようにしてあります。しかし、このことが子どもの《桁を揃えないで書くためのつまづき》を取り除いていることになる………いやいや、そんなことはないと思います。教科書の筆算の指導の最初は、全部、マス目の中に数字が書かれ、位ごとに桁を揃えて書いてあります。これは筆算の基本中の基本です。『〇〇〇〇〇(学習アプリ)』のことは、よくわかりませんが、多分キーボードの数字を押すと、決められた桁の枠に数字が表示される類のものと思われます。この操作の仕組みの欠点は、私も筆者と同感です。位取りの意識がうすいですから。使用しない方がいいと思います。ドリルは、やはり紙と鉛筆です。繰り上がりの数字もメモできますから。位を揃えて計算するクセがつけば、「ノートやテストで間違える子が続出する」ことは少なくなると思います。

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