「計算大会」をしよう
学級担任をしていたときは、よく「計算大会」なるものをしていました。大会の名前は、ずばり「計算大会」のときもありましたし、漢字と合わせてた「計漢大会」や、ホームラン賞などを設けた「計算野球」や、ハンディをつけた「計算コンペ」などいろいろやりました。
やり方は、今まで学習した計算内容の問題を出して、百点から順に10点きざみで〇〇賞の『レアカード』を作成して個々人にあげる型式のものでした。『レアカード』は、金やダイヤモンドや好みのキャラクターを写真用紙に印刷したものをクリアケースに入れ、実施前に見せておき、子ども達のモチベーションを高めておいたこともありました。また、2週間ほど前に、「こんな問題が出るよ」と言って、問題プリントと解答を置いておき、好きなだけ練習できるようにしておいたこともありました。
もちろん、大会のカードは全員にあげました。がんばり賞やこの次につなげるためです。年間、3,4回はしました。
問題プリントは、例えば四年生なら、加減乗除のすべての筆算問題を易から難になるようにして作りました。足し算・引き算15問、かけ算・わり算10問のようにして、全部で50問になるようにしました。時には、混合算や分数の計算も出題しました。
事後利用として、児童の計算力の把握に使用するとともに、学級通信のネタにしたり、懇談会での話題にしたり、個々人の努力の変化を通知表や要録のコメントにしたりしました。