算数ノート、1年生の実態
1年生はどんな規格の算数ノートを使っているのか。
札幌圏(石狩、空知、後志、胆振)の小学校の中から200校を選出、そのホームページで、使用されている算数ノートを調べてみました。
※1年生で使われていた算数ノートの規格
〔6マス〕 | 〔7マス〕 | 〔14マス〕 | 〔17マス〕 |
22mm縦6マス×横10マス | 18mm縦7マス×横12マス | 15mm縦14マス×横10マス | 12mm縦17マス×横12マス |
1年生の算数ノートは、ほとんどの学校で、入学時の購入セットの中に入っています。
◆いわゆる「入門期」のノートと、その後のノートで規格の違いが見られました。
〇7割以上の学校で、〔7マス〕が使われていました。
〇「不明」は、一括購入のためか、使用ノート規格一覧に記載されていないものです。
〇主に数字の練習であれば、〔7マス〕が良いと思います。
◆その後の授業で使うノートは…
〇はっきりわかっているのは、〔14マス〕に移行する学校が多いということです。
〔6マス〕→〔7マス〕10校…これは理解に苦しみます。
〔6マス〕→〔14マス〕4校
〔6マス〕→〔17マス〕1校
〔7マス〕→〔14マス〕37校
〔7マス〕→〔17マス〕12校
〇「不明」は、規格一覧に〔6マス〕か〔7マス〕の1規格しか記載していない学校が多かったためです。
多分、二冊目などには、〔14マス〕か他を使っているものと思われます。
〇教育出版の教科書の例。6月の単元「ぜんぶでいくつ」の中に、ノートの書き方の例として、横12マスのノート(リーダーなし)が掲載されています。コイン図を書いて考える学習が多くなります。学習が進むにつれ、問題文を書き、式と答えも書く場面が増えます。ですから、二冊目からは、横のマス目が多い〔17マス〕のノートが良いでしょう。
〇テレビ画面に教師用のノートを表示して、児童に同じように書くようにと指導されている先生も多くいると思います。書くことに慣れてくる頃から、〔17マス〕のノートを使用しても良いでしょう。