算数ノート、6年生の実態
6年生はどんな規格の算数ノートを使っているのでしょうか。
札幌圏(石狩、空知、後志、胆振地方)の小学校の中から200校を選出し、そのホームページなどで使用されている算数ノートの規格を調べてみました。
※6年生で使われていた算数ノートの規格
〔方眼罫5mm〕 | 〔方眼罫7mm〕 | 〔方眼罫8mm〕 | 〔方眼罫10mm〕 | 〔ヨコ罫線〕 |
10mm毎に実線 | 縦32マス×横22マス | 縦28マス×横19マス | 縦22マス×横15マス | A普通横罫7mm |
※調査の結果
〇6学年も、8割以上の学校で〔方眼罫5mm〕のノートが使用されています。
〇〔ヨコ罫線〕のノートを使用する学校もあります。
分数の計算や図形を書くときに便利だと思います。
中学校の数学を想定しながら使用させてもよいでしょう。
※これまでの調査のまとめ
◎各学年の学習内容や数字を書く大きさの発達段階を考えて、ノートの規格を決めている学校・学年がほとんどでした。
◎1年生のノートの規格は、二冊目からマス目が小さい物にかえていくことをおすすめします。それも、問題文や、式と答えが1行で書ける「横12マス」規格のノートがよいでしょう。
◎「縦17マス」のノートを使わせるのなら、「横13マス、1~10と+-=」の規格がたくさん書けて、おすすめです。
◎「方眼5mm、10mm実線入り」のノートは、3年生から使用しているところが多かったです。
加減乗除算の筆算練習に最適だと思います。
◎5,6年で、分数の計算が多くなりますので、7mmや8mmの方眼罫のノートの選択も良いと思います。また、ドット入りの横罫線ノートを使わせても良いでしょう。
※帯分数の、整数部分の書かせ方を注意すると良いでしょう。分子と分母を分ける横線の位置に揃えて書くことに気をつけなければ、整数部分が分子や分母の数字と見間違えることがあり、計算ミスにつながります。