そろばん考

標準的なそろばんは、一本の桁に五珠が1つと一珠が4つあります。
これらの珠の位置で、0~9までの数を表します。
適当な定位点を一の位にすることができます。
そこから上の方へ、十、百、千、一万の位…、下の方へ、小数第一位、小数第二位…、と、位取りをします。

その昔、1年生の数の指導で使った「タイル」にも、五のビン詰め(透明でちびタイルが5個見える)・五の缶詰(ビン詰めの裏・5のまとまり)というものがあり、五珠と似た働きをしていました。
タイルは数を量的に捉えて指導するのに向いています。でも、0~100までが適当でしょう。

アラビア数字での記数法の仕組み=十進位取り記数法
これを指導するのに、そろばんは大変便利な教具だと思います。
特に、9から10への繰り上がりと「空位の0」の意味は、そろばんの珠の位置の形を見れば、一目瞭然です。
それぞれの位の上に数字を書きながら対応させていくと、十進位取り記数法の意味がわかると思います。

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