筆算に直定規は使わせない理由

これは「マス目」付きのノート(方眼ノート)を使用している場合です。

筆算問題の横線(加減乗法は=に相当する。除法は÷や=に相当する)は、フリーハンドで引かせていました。前学年で定規を使用していた場合も、次の理由で使用しなくてもよいことにしました。

①定規をあてがう時間がもったいない。②真っ直ぐ引くことにこだわり、やり直す時間がもったいない。③次の問題まで続けて引いてしまおうとするので、問題が見づらくなる。④定規を忘れた子は借りなければならなくなり、筆算の練習にならない。

筆算は、あくまでも答えを出すための手段。答えを正しく求めることができればよいと考えます。定規を使って直線を正しく美しく引けても、見ずらい数字を書いたり、位取りをまちがえたりしては、答えを正しく求めることができません。

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