位取り記数法の発明
12と21。123と132と213と231と312と321。数字の並び順が違うだけで数量や順番の違いを表すこととしたなんて…。こんな「約束」は知的な人間だけにしか通用しないと思います。しかも、10個のアラビア数字で。この「位取り記数法」の発明は驚嘆に値します。
一体、何処の誰がこんなことを考えたのでしょうか。古代のアラビア地方の誰かだったのでしょうか。数字の位置が違うことに着目したアイデアは素晴らしいことです。十進法だけでなく、二進法(10=2)や十六進法(10=16)にも適用出来るこの記数法は、大げさかも知れませんが、人類最大の発明の一つと言っても良いと思います。
この宇宙のどこかに知的な生命体がいますが、彼らもきっとこの「位取り記数法」を発明して、それを利用して筆算などの計算をしていることでしょう。