GIGAスクール構想は誰のため?①
児童一人一人にタブレットパソコンが支給されました。
経済産業省が旗振りし、文部科学省が活用を進めています。
児童は、教師は、活用しなければならないのでしょうか。いいえ。活用した方が学習内容の理解が深まるというとき以外は活用しなくていいのです。
私は、ありがた迷惑な事業だと思っています。
この事業で得をするのは、儲かるのは誰か。児童でしょうか。
いいえ。IT関連企業です。
パソコン販売会社。OSのマイクロソフト。多くの教育アプリケーション開発企業。
単独で使用するのならここまでですが、インターネットに接続するとなれば、その関連企業が利益を得ます。
オンライン学習をする児童の家庭では、WIFIルーター設置、プロバイダ使用料、通信料、パソコン保証料等の経済的負担と、インターネット接続や不具合を修理する手間がかかります。
学校では、高速大容量のネット通信設備が必要で、維持と管理の仕事が増えます。ウイルス対策もしなければなりません。有害サイトへのアクセスを阻止する必要もあります。書き込みによるいじめ対策も必要です。
ため息しか出ません。
児童の入力したデータや閲覧履歴等は、本人の了解なしに関連企業に集積され…
いったい、誰のためのGIGAスクール構想なのでしょう。